TOP > 新着情報一覧 > 通販型自動車保険の問題点
記事のタイトル背景画像

通販型自動車保険の問題点

 

通販型自動車保険の問題点(本当にあった怖い話)


 

 

自動車免許を取ったお嬢さんの為に車を買ってあげた優しいお父さん。

さて自動車保険はどこにしようか?と考えました。

そんな時テレビからよく聞く爽やかなCMが流れてくる。

保険料も安いしここにしようと早速フリーダイヤル0120へ。

契約対応の若い女性の話を疑いもせずめでたく契約。

 

それから1ヶ月たち、仕事が休みのお嬢さんはお友達と楽しくドライブへ・・・

 

悪夢はそこから始まりました。

その日の午後、お父さんより事故受付センターへの連絡が入りました。

 

お嬢様が運転を誤り、追突事故を起こしたとの事。

さらに事故の内容は相手側車3台を巻き込む玉突き事故との事。

相手側の運転者含め5人がケガをして救急車で病院へ搬送、また車は自走ができずにレッカー車4台の出動となる。

 

だから通販は怖い

受付センターのオペレーターは何度も何度も契約内容を繰り返し確認する。

が、保険契約者(記名被保険者)はお父さん。また30才未満不担保となっている。

ようするに、20歳のお嬢様にはこの保険は対象外。お父様のみ対応となるものであった。

でもお父様は自動車免許どころか、生まれてから車など運転をしたことが一度もない。

時すでに遅く、そのお父様だけが保険の対象となっていたことにこの時初めてわかったのだ。

損保側も、契約時のオペレーターの会話内容を聞き起こしするも、損保側には瑕疵はなく、

相手側への支払いは不可能となった。

 

せっかくのお嬢様の車購入に際し自動車保険を選んだが、契約したお父様がいけないのか・・・

けがをした相手への賠償金は?慰謝料はどうなる?

 

おそらく、その契約時のオペレーターの話の誘導に責任もあったものと思慮できる。

通販会社の契約時点の対応オペレーターは社員ではなく、提携会社のアルバイトがほとんどで、保険の約款や契約内容の一通りの教育は受けるが、短時間での研修で終了、あとは実際やりながらその時々に上席へ聞きながら覚えるのが通常だ。

 

私は以前から通販の自動車保険は、既存の代理店やディラーの保険担当者がマンツーマンで契約を結ぶのとは違い、大きな違和感を持っている。

電話なんかで自動車保険の契約などできるものか?

「まずはお電話を。5分前後で適用保険料をお知らせいたします」などあり得ない。

補償内容や年齢要件、または運転者やその家族の条件等細かい説明が必要だと思っている。

またインターネットなどで、クリックだけで簡単に契約することなど恐ろしくて損保に勤務する私にはできない。また重要な事柄がスルーされている場合がある。

 

 

 

 

 

 

 

  自動車保険広告の問題点 

 

自動車保険の広告の特徴は保険料○○%オフ、専任スタッフ、高品質な対応、迅速なロードサービスなど、保険本体の内容より周辺のサービスを強調して勧誘しているところだ。

しかし、実際にはいろいろ条件がついている。

「新車割引」「業界初」「自動車保険の新常識」など比較や根拠を示さない広告が多すぎる。

重要事項の説明のポイントが小さくほとんどの人が読めない文字の大きさである。

「当社調査における、主要国内損保会社との比較」となっているが、実際はどんな場合に保険料が安いのか皆目見当がつかない。

年々契約数が増加している業界であるが、契約時は安い金額も、次年度更新の際は金額が高額となったり、保険を使用すると年間保険料が2倍以上増えるケースもある。

 

またロードサービスに至っては、24時間365日いつでも現場へ急行。全国6,000ヶ所の拠点などとなっているが、各社距離の規定がありそれを超過した場合は有料となる。

また、雪の日や災害があった時などは、まず急行とはいかず雪の降る寒い中で2~3時間は待たされる。また暗い山の中半日待たされたとの話もある。

信じられないかもしれないが、電話が何回かけてもつながらず、やっとつながったロードサービス受付センターでは、「レッカー出動には時間がかかりいつになるかわからない」、「他のレッカー業者へ依頼してほしい」と言ったお粗末なありさまが現状だ。

ロードサービスが必要となる時としては、一般道でのトラブルは良いが、山間部や雪の日や高速道路上などでは、すべて無料となるケースは無い。

注意書きとして細かい字で書いてある内容は、

部品やバッテリー、タイヤなどの消耗品は別途実費がかかる。有料道路でのトラブルや特殊作業(脱輪も特殊作業)等書いてあるが、実際にはどんなサービスが受けられるのかはっきりしない。

(要は、運ぶだけなら無料と言う事)

 

はやりの警備会社の現場急行サービスも、代理店が現場へ行けば済む話である。

 

 

 
 

 

 

  自動車保険広告の問題点と要望

 

損保会社は立派な倫理網領を持ちながら、実際に運用しているとは思えない広告内容になっている。規制緩和が叫ばれ、消費者の自己責任を問うならば、まず事業者が初めに正しい情報を消費者に提供することが必要である。それがない限り消費者に自己責任を求めることは許されない。

またその意味では、事業者がこのような表示上不公平なスタンスを取る限り消費者苦情は無くならないであろう。

 

当初の優しいお父さんは、相手車3台(内2台は全損)の多額な賠償金を支払い、ケガについても相手側は弁護士特約にて訴訟とし、多額の慰謝料等自賠責ではまったく賄う事が出来なかった。支払額は百万の単位を超えていた。

 

自動車保険の広告は消費者が最初に触れる重要な情報である。

出発時に誤った契約をすると、後日大きな選択ミスを誘発ことになる。

業界をあげて早急に改善をしてもらいたい。